コーチ吉本のコミュニケーション講座【vol_10】

第十回「話し方教室からの便り❸」  人の前で話す人に気をつけて欲しいのが次の「話し方」のポイントです。 1、声は明るく大きいこと。 特に大きいことはいいことだ(! 因みに5メーター先の壁に向かって声を投げかけるという気持ちで話すこと)暗い声は葬式の時だけにしよう。 2、鏡を見て自分の「いい笑顔」即ち、ベストスマイルを練習する。 正に人前での話は役者になるようなものだ。口の端を少し上げよう。何も失うものはない。 3、まっすぐに立つこと、座っている時は背筋を伸ばすこと。 話の中身以前の問題です。猫背の社長の話しに、あなたは敬意を払うだろうか? 4、視線は柔らかく、聴き手を見つめること。 相手に敬意 […]

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コーチ吉本のコミュニケーション講座【vol_09】

第九回「話し方教室からの便り❷」    私の話し方教室に生徒さんに差し上げるテキストで「心の成長」と呼ばれているものがあります。 その中に「苦しい時こそチャンスがあると考え明るいものの考え方をします」という一節があります。先日、ある生徒さんが、この点について興味深い話をなさいました。 この方は町の診療所を指導なさるコンサルタントです。ある時、お客様からアルバイトの先生に対する患者さんの苦情が多く、どう指導してよいか分からないという相談を聞いたそうです。するとこのコンサルタントの方は思わず「それはチャンスですよ」と言いました。怪訝な表情をするドクターに思わず出た言葉が「それはチャンスですよ。この […]

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コーチ吉本のコミュニケーション講座【vol_08】

第八回「話し方教室からの便り❶」    今回は、話し方教室でお会いするお客様(生徒さん)に学んだエピソードをご紹介して参ります。 6月の中旬に10年ほど前に入会なさったお客さんが久しぶりにお出でになりました。聞けば結婚式の来賓の挨拶をするので原稿作成から練習までを大急ぎでやって欲しいということでした。早速、スピーチの草案をまとめる作業を開始しながら、この10年間の話しを聞いたのです。すると、驚いた事に、この生徒さんは最初に話し方教室で使ったテキストを大事にコピーし、自社の社員さんに配り、知り合いのお客さんにも配り、私の教室で学ばれた事を伝えているとのことでした。 同時に、自分に課している奉仕活 […]

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コーチ吉本のコミュニケーション講座【vol_07】

第七回「人前でうまくしゃべれますか?」    誰でもスピーチを求められる時が必ずあります。例えば、自己紹介や会合や話し合いの場で意見を求められたときです。 今回は自己紹介の練習方法についてお話しします(※今回は仕事の話をすると仮定します)。まず次のように文を組み立ててください。 あいさつ お辞儀 名前を名乗る 本文(住まいのこと、仕事のこと、趣味のこと、家族のこと) 例) 1.おはようございます。2.(お辞儀)3.私は田中一郎と申します。4.仕事は市内で2箇所、コンビニを営んでいます。お酒も売っていますから、今日のご縁を機にお立ちより下さい。田中と申します(⇦姓を、もう一度名乗ると印象が深くな […]

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コーチ吉本のコミュニケーション講座【vol_06】

第六回「誉め上手になろう!」  誉めることは相手のやる気を出させる効果がありますが、言葉の使い方間違えると逆効果。でも誉め上手になるポイントは簡単です。 1.ひとつに絞る 「今日のレポートは、字が綺麗だし、良くまとまっているし・・・」では長すぎ。「わかりやすかったよ!」でOK。 2.短く 「以前のプレゼンよりは要旨もハッキリしてたし」などは蛇足です。「良かったぞ。力強かったな」とスマートに。 3.新たな面を見つけて 毎日「その服、爽やかだね」では手抜きです。綺麗な文字、気配りなど良い所を見つけて誉めましょう。 [My First Seat ~私の特等席~ 2004.04掲載]

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コーチ吉本のコミュニケーション講座【vol_05】

第五回「態度や表情で、話の印象が変わる!」  初対面の相手に与える印象において、実に約55%が人の態度、表情に左右されるという調査結果があります。つまり、魅力的な笑顔や、精力的に見える振る舞いをする人は相手の印象に残りやすいというわけです。 そこで今回は人前に立つ時は、天に向かって背筋を真っ直ぐ伸ばして立つことの提案します。どんな会議や会合をみても分かるように、その場を牛耳る人は姿勢がいいものです。背筋が真っ直ぐ伸びて、目もキラキラ輝き、歩き方も少し大股で床をしっかりと踏みしめて歩く、そんな大人は魅力的で信頼できそうに見えますね。 まずは態度や表情を見直すこと。それが話し方を上達させる第一歩な […]

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コーチ吉本のコミュニケーション講座【vol_04】

第四回「あなたはちゃんと謝れてますか?」  今回は予定を変更して、謝ることできる能力、「謝り力」についてお話しします。 「こんなに頭を下げてるのに・・」「もう何度も謝っただろう?」と言っている人はまだ「謝り力」が弱い人です。「申し訳ありません」「ごめんなさい」「悪かった、すまん」、謝り方も人夫々ですが、最低でも相手に納得されなければ謝ったことにならないのです。インターネットが普及した現代では、「謝り方」を誤ったばかりに社業が傾くというのは、大いにあることです。経営者、ビジネスパーソンにとって「謝り力」は必須のコミュニケーション能力ですね。 「謝り力」のポイントを整理してみます 顔の表情が神妙で […]

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コーチ吉本のコミュニケーション講座【vol_03】

第三回「相手の心の扉を開く挨拶をしよう」  挨拶の語源は一挨一拶(いちあいいっさつ)といい、元来は宗教に関する言葉で、「心を開いて相手にグッと迫る」の意味だそうです。「明るく元気に挨拶をしよう!」といった標語をよく見かけますが、なかなか難しいものです。私はよく「明治・大正・昭和で挨拶しよう」と話します。明治は『明るく』、大正は『大きく』(相手に十分届く声)昭和は『照れずに』ということです。では、この挨拶3拍子がそろうのでしょうか?今回からシリーズでお届けしたいと思います。 今回は「明るい声の出し方」です。まず、空気を肺いっぱいに取り込みます。両方の肺で4リットルの容量があり、相当なボリュームで […]

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コーチ吉本のコミュニケーション講座【vol_02】

第二回「話し手を重要視する聞き方」  前回は「聞く」ことを始めようという話をしました。「フーン、ハハーン、ナルホド」と相槌を入れることで、話し手は自分が重要視されていると感じますよ、という内容でした。 そこで今回は、相手を大切にする聴き方のポイントのひとつ「反復する」の話をします。「今朝はひどい渋滞だったね」「ホント、ひどい渋滞だったよねぇ」とか、失恋した友人が「もう恋なんてもうしないわ!」「そっかぁ恋はもうしないのかぁ」と相手の言葉を繰り返すだけで、話し手は「話をちゃんと聞いてくれている」とあなたに信頼を寄せ始めます! どうでしょうか?もしこの時「そうなの?私はずっと恋する乙女でいたいな」と […]

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コーチ吉本のコミュニケーション講座【vol_01】

第一回「"聞く"ことを始めよう」  私たちは普段、部下の話や子どもの話を「聞く」ときに、アドバイスの言葉や、自分が次に話したい言葉を頭に浮かべながら聞くことが多いようです。単に「聞く」とは相手の話に、「ただただ耳を傾ける」ことなのです。「フーン、ハハーン、なるほど、そうか」、と相槌を入れ最後まで聞き届けることで話し手は、あなたに信頼を寄せ始めます。これって少し練習が必要ですから友人や家族を相手に「聞く」トレーニングをしてみましょう。ポイントは簡単。以下の3点です。 相手の顔を見る 相槌を打つ 最後まで聞く [My First Seat ~私の特等席~ 2003.02掲載]

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