コーチ吉本のコミュニケーション講座【vol_10】

第十回「話し方教室からの便り❸」

 人の前で話す人に気をつけて欲しいのが次の「話し方」のポイントです。

1、声は明るく大きいこと。

特に大きいことはいいことだ(! 因みに5メーター先の壁に向かって声を投げかけるという気持ちで話すこと)暗い声は葬式の時だけにしよう。


2、鏡を見て自分の「いい笑顔」即ち、ベストスマイルを練習する。

正に人前での話は役者になるようなものだ。口の端を少し上げよう。何も失うものはない。


3、まっすぐに立つこと、座っている時は背筋を伸ばすこと。

話の中身以前の問題です。猫背の社長の話しに、あなたは敬意を払うだろうか?


4、視線は柔らかく、聴き手を見つめること。

相手に敬意を払うつもりで、目を伏せず、聞き手を見て話すのです。


5、少し、ゆっくり話すこと。

早口は日本人に対しては説得力がありません。欧米人は、よくこの反対だと言われます。でも、ここ日本では、一言一言を丁寧に話すくらいが効果的です。例えば宮沢賢治の「雨にも負けず、風にも負けず」を、1日1回、音読しませんか?声に重みが出て、話し振りがグッと、よくなります。

[My First Seat ~私の特等席~ 2006.04掲載]